みなさん
ストレス、たまりますよね。
心や体が疲れを感じること、ありますよね。
人生、ストレスフリーの環境で生きることは不可能に近いでしょう。
たとえ強いストレスを感じていたとしても、ネガティブな方向に向かうのではなく、ポジティブな考え方にシフトチェンジすることで人生が変わるかもしれません。
「ストレス」とは何か
普段何気なく使っている「ストレス」という言葉。
本来、「圧力による物体のゆがみ」を意味する工学用語です。
これを人間の心身に適用し、日常のなかで起こる出来事から受ける刺激=圧力を「ストレッサー」、
ストレッサーに対する心や身体の反応=ゆがみを「ストレス反応」、
そしてこの一連のメカニズムを「ストレス」と呼んでいるのです。
いわゆる、ストレッサー。
ストレスの原因となる日常生活でのさまざまな出来事から受ける刺激のこと。
ストレッサーがどの程度の脅威か判断する心の動き。
「自分の対処能力」を超えた脅威を感じると、ストレス反応が起こる。
長時間ストレッサーの刺激を受けたり、強いストレッサーを受けたときに生じるからだの反応。
心理的反応:不安、イライラ、恐怖、怒り、緊張。集中できない、判断力や決定力の低下等。
行動的反応:泣く、引きこもり、怒りの爆発、けんかなどの攻撃的行動、拒食/過食等。
身体的反応:頭痛、腹痛、疲労感、睡眠障害、動悸、発熱、食欲の減退等。
ストレスに強いひと、弱いひと
- ストレスに強いひと
-
・出来事をチャンスと捉える
・完璧を求めすぎない
・「自分の熱量で仕事をしている」と捉えている - ストレスに弱いひと
-
・出来事を脅威と捉える
・真面目で完璧主義
・プライドが高い
・自己主張が苦手
・「仕事させられている」と感じている
ストレス耐性は遺伝するの?
遺伝や性格、環境の影響はあります。
例えば、家族にうつ病を経験している人は、遺伝的にストレスに弱い傾向にあります。
性格としては真面目なひと、完璧主義なひと、一人で抱え込んでしまうひとはストレスに弱いようです。
相談できる相手が少ない環境にいるひとは、他の人の意見や反応を得られないため客観的になれず、追い詰められやすいと言えます。また、仕事を強制されているひとと、自由裁量で仕事をしているひととではストレスの度合いも大きく異なります。
ストレス=悪ではない?
アメリカの研究で、「ストレスは悪ではない」と考える人は健康リスクが大きいとの結果が出ています。
さらに、ストレスは考え方によって死亡リスクが変化するというのです。
ストレスは、考え方の違いによって、その人がストレスから受ける影響も変わるということ。
否定的に考えるひとの方がストレスの悪影響を受けやすく、病気や死亡のリスクが高い一方、
肯定的に捉えるひとはストレスの悪影響を受けにくく、心や身体の病気にも強いといえるのです。
悪いのはストレスそのものではありません。「ストレスは悪いもの」という考え方こそが、私たちの健康リスクを高めているのです。
ストレスに負けない
心のよりどころを持つ
趣味や息抜きなど、心から楽しめるもの。
ふとしたやすらぎの時間を持つことです。
それは言い換えれば「こころの避難場所」のようなもの。
重くのしかかる現実から逃避して、心を遊ばせることでストレスを解消しているのです。
読書をする、友人に会う、ペットと遊ぶなど、「これさえあれば」というものがあれば理想的です。
日光を浴びる
日光浴をするとセロトニンの分泌量がアップします。
セロトニンの働きは、心のバランスを整えること。精神安定剤のような働きがあります。
そのため、セロトニンが不足すると、ストレスやイライラ感が募り、不眠やうつの症状が見られるようになるのです。
睡眠時間にこだわらない
よく耳にする「7時間睡眠」は、じつは根拠のない神話なのです。
睡眠時間にこだわるあまり、かえってそれがストレスとなって苦しむひとがいます。
一人ひとりの生活形態や健康状態、持病の有無など、状態はさまざまです。
ですから、「睡眠が短い=健康に悪い」というのは全くの誤解で、睡眠時間にこだわる必要はありません。
笑うことで幸福度がアップする
上機嫌はみんなを幸福にする最高の贈りもの。
いつも暗い顔をしたり、ネガティブな気持ちは周囲にも伝染し、重苦しいムードが漂います。
その逆で、微笑みを絶やさないひとは、自然と人が寄ってきます。上機嫌も伝染するのです。
幸せになりたかったら、まず周囲を幸せにすること。
それは、あなたが機嫌よく居ることです。
とはいえ、ストレスを感じているとなかなか笑顔にはなれないもの。
そんな時は、まず口元をゆるめるだけでも良いのです。少し気持ちがほぐれるかもしれません。
ストレスから逃げたっていい!
もし、あなたがストレスを長く抱え続けるような環境にいるなら、私はそこから「逃げる」ことをおすすめします。
逃げるのは「敗退」ではありません。
一時的な「撤退」と考えてください。
たとえ一時的に身を引いても、「このままでは終わらないぞ」という気概だけば持ち続けてください。
逃げてみれば、世界は広い。
思い切って逃げ出せば、世界は広く、居場所はいくらでもあることに気づくはずです。
・高圧的な態度に人にストレスを感じる
・残業が多いと疲労が残る
・アットホームな社風の会社を探そう
・残業が少ないことを条件に探そう
人生はゲームだ!と考える
気の遠くなるような高い目標でも、ゲームのステージをクリアするつもりで、目の前の課題に取り組めばいいのです。
そうすれば、細かい作業(ミッション)にも張り合いが生まれ、リラックスしつつも高い意識でステップアップしていけます。
- 大きな壁も「ゲーム」感覚で乗り越える
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困難に直面したとき、「ゲームとして考える」ことが重要。失敗してもコンティニューしてやり直せばOK。
大きな壁だと感じても、「今日はこれだけのダメージを与えよう」と小さなミッションを繰り返せば目標まで辿り着けるはず。 - 何にでも挑戦しステージを上げる
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やりたいと思ったことは何でもやってみよう。
ゲームでもステージ1をクリアしないとステージ2には進めないもの。
やってみなければ、はじまらない。
ステージ1に進んで初めて、次のステージが見えてくるはず。
おわりに
ストレス=悪いものという考えが浸透しているあまり、ノンストレス=幸福という考え方が根強い現在。
近年、ストレスはいいもの、と考えるひとは人生を謳歌し、しかも長生きといったことが知らされるようになりました。
さらに、毎日ストレスがあるひとの方が寿命が長く、幸福度も高いことがわかっています。
つまり、ストレスを抱えながらも、それを前向きに捉えているひとこそが最も幸福なのです。
あなたが普段感じているストレスも、もしかするとあなたを突き動かす原動力や情熱の源になっているかもしれません。
もし、心が悲鳴をあげるような状況にあるひとへも、このブログが少しでもお役に立てますと嬉しいです。
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